2022年3月15日(火)
私のこと
話せば楽になるって 本当だろうか
取り返しのつかない過ちを後悔し続け
重い秘密を隠している私
無神経な言動で人を傷つけたこと
思い出すと苦しい
辛い気持ちを誰かに託そうなんて
都合が良すぎると自分を責める
唯（ただ）仏さまにだけ思いを打ち明け
赦（ゆる）されて
このいのちを生きてゆくことができる
合掌
2022年3月1日(火)
大きなもの
夕やけ 朝やけ をみると少し気分があがる私
特に夕やけは朝やけよりは長い時間楽しめる
いつの間にか空の色に赤みがかかって
すこぉしずつ色を変えながら
すこぉしずつ色が暗くなりながら
すこぉしずつ夜のはじまりへと移っていく
そんな夜の訪れもずっと続くわけでもなく
次の日の夜明けには夕やけよりはさわやかな色の空
朝やけを見せてくれることがある
右の端から左の端まで空が見渡せる
そんなところで空を見ると
あぁ 空は大きくて 私たちはつつみこまれているようだ
そう 一人きりのように見えても
ひとりきりじゃないのと同じように
2022年2月15日(火)
心安らかに
不安な世の中 心も不安でいっぱい
あのとき 別の道を歩んだなら 今の生活は どんなだろう
これまで 気に留めなかったことにも 思いを馳せてしまう
後悔が 自分を苦しめる
かえりみれば 悩みつつも いつも 最善をつくしてきた
ぐずで不器用 けれども 懸命に生きている
そんな自分を 褒めてあげよう
心が すこしでも 安らかになりますように
2022年2月1日(火)
不安なとき、辛いとき、悲しいとき、苦しいとき、
そんなときは誰かにゆっくりとその気持ちを話してみる。
話せる人なんかいないとあなたは言うかもしれないけれど、そんなときは仏さまに話してみる。
うちには仏さまなんていないよと言うかもしれないけれど、あなたのすぐそばでずっとあなたが来るのを待っている。
仏さまは何も言わず、微笑みながら
あなたの言葉に耳を傾けている。
2022年1月15日(土)
人はこの世に生を受けた時、誕生したといいます。しかしいのちの始まりは、生を受けたときに始まるわけではありません。いま生を受けたいのちもまた、両親から頂いたいのちであり、その両親のいのちもまた、その両親のいのちから頂いたいのちです。遠く遥か昔に生きた、無限に繋がるいのちの中にあらゆるいのちはあるのです。
2022年1月1日(土)
もともとみんな仏さま
気が付くとダメな私になっていた。
でも大丈夫、今から身と心を洗い流せば元通り。
でも「こんな私」と卑下しても、もともと「こんな私」でなかったの。
もとの仏に戻るはず。
「仏の私が乱れてるだけ」そう信じてやりなおす。
そう信じて生きて行く。
身を汚し、心を乱し、いつの間にかダメな私になってたの。
2021年12月15日(水)
苦しい時
自分が作り上げた普通に囚われて
心が窮屈になっていませんか？
普通の暮らし
普通のしあわせ
普通の人生
普通の毎日
あなたが思っている「普通」は
いままであなたが見聞きしたり
学んできたものから作られています。
皆、それぞれの「普通」があって
「普通」なんて決まっていないんですよ。
2021年12月1日(水)
悲しいだけじゃない
苦しかったり…
怒りだったり…
あるいは空虚感だったり…
そんな様々な思いに
押し潰されそうなら
その思いを話しませんか？
その思いを話せば
きっと
その思いを放せる
そして
その思いから離れられる
2021年11月15日(月)
お釈迦さまは、この世は全てのことが苦である、とおっしゃいました
そして、苦しみに満ちたこの世から解放されるために、修行の旅に出ました
「この世は全てのことが苦である」とおっしゃった
お釈迦さまは旅の最後にこうもおっしゃいました
「この世は美しい」
今、苦しくて、暗やみの中を歩いているあなたに、信じて欲しい
あなたが、わたしが、生きているこの世は苦しみに満ちているだけじゃないんです
この世は美しいのです
2021年11月10日(水)
毎月、１日と１５日に、皆さまにお届けしている「あなたに届けたい話」。当会に所属する各宗派の僧侶が想いを込めたメッセージの中から厳選して、再構成をしてカレンダーを作成致しました。皆さまにもお求めいただけるようにご用意しております。運営上、１部３００円の販売形式で恐縮ではありますが、ぜひ、皆さまのお手元に届けたいカレンダーが出来上がっておりますので、どうぞお求めいただければ幸いです。
