あなたに

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この掌の中に

浦上 哲也 咲いている花は美しいけれど、 この掌の中に ある時、枯れた花も、散った花びらも、美しいと感じた。 「花びらは散っても花は散らない 形は滅びても人は死なぬ」 という先哲の言葉が心に浮かんだ。 花も人も、この目に […]

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苦しんでいませんか?

祝 覺道 誰かの"正しさ"で苦しんでいませんか? それは、あなたにとってほんとうに大切なものでしょうか? 少しゆっくりと息をついてみませんか? 悪事や怠惰や傲慢を肯定しているのではありません 新しい見方で気持ちを少し楽に […]

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ゆっくり、ゆっくり

戸田 由美 緩和病棟にいる、その先生は、いつも微笑んでいる。 最期の時間を過ごす患者さんを笑顔で見送りたいという。 悲しみ、やり切れなさで辛くなった時、 先生は、海を眺めて心を落ち着けているという。 笑顔の下では、心が揺 […]

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私にとってのほとけさま

西郊 良俊 どうしようもなく苦しい時に、 ほとけさまにおすがりしました。 ほとけさまは何もこたえてくれません。 苛立って、あろうことか、 ほとけさまに喧嘩を売りました。 それでも何もこたえてくれません。 そんな不埒な私を […]

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何を求めて強く在る

紺野 舜介 「強くならなくてはいけない」のですか。 何を求めて強く在る 獅子の子が、獅子になることを 強くなったとは言いません。 それは成長したというのです。 多くの事に気づき、自身の中でそれが生きている。 だから歩く力 […]

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じぶんの心を優しくいたわる

大原 千心 無理して笑ったあと、 元気なふりをしたあと、 「大丈夫?」ときかれて平気なふりをしたあと、 自分だけが知っている。わたしの心が疲れていることを。 どうか、たっぷりとねぎらってあげてください。 今日も本当によく […]

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光差す小部屋

山崎 絵加 お釈迦さまは、さとりをこのように喩たとえました。 「100年間暗かった部屋を明るく照らすのに、 同じ100年はかかりません」 今日これから、明日、来月、何が起きるか、 誰も知りません。 今諦めてしまいたいほど […]

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ヘブンリーブルーが咲く秋に

井上 由真 私の人生に大きな影響を与えた父 二人の祖母 親友……… 今は亡き彼らをふと感じることがある それらはささやかな感覚であったり 強いエネルギーを持っていたり たとえどのような別れであったとしても みほとけとなら […]

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鏡の光

谷 信介 鏡の光は、自ら光るのではなく、 光を反射して周りを照らします。 闇は暗くて不安なもの。 そこに光が当たれば明るくなります。 私も鏡のように仏様の光を受けて、 その光をありのまま周りに 照らしていきたい。 苦しむ […]

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命日

吉田 尚英 命日が近づくと、あなたを思い出す。 もっと優しくすればよかったと後悔したり、 楽しい思い出を残してくれたと感謝したりする。 命日が近づくと、心が揺れてしまう。 だからあなたの好きだったものをお供えして、 今で […]

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