掬月(きくげつ)

関 龍圓

この言葉は水に映る月を両手で掬う(すくう)という意味です。
手がゆらぐと水面が乱れ、月はきれいにあらわれません。

私たちの心は本来、満月のようなものです。
つまり明るく、清らかで、静かで平和そのもの。

苦しみのあまり心がゆらぎ、その姿をはっきり見ることが出来なくても
いつも満たされた平和な月があなたの中にあるのです。